令和5年9月9日~11月5日 午前8時30分~
令和5年 秋季名宝展お知らせ
9月9日~11月5日
- 場所
- 宝物館
令和5年秋季名宝展
「四天王寺の菩薩たち―観音菩薩を中心に―」(A)
同時開催
「伽藍ノ変遷ヲ辿ル―元和ヨリ令和へ―」(B)
◆会 期 令和5年9月9日(土)~11月5日(日) 会期中無休
◆概 要
(A)「四天王寺の菩薩たち―観音菩薩を中心に―」
「悟りに向かって修行する者」を意味するサンスクリット語「ボディサットヴァ(bodhhi-sattva)」を音写した漢語が「菩提薩埵」、すなわち「菩薩」です。彼らは自ら悟りを求めるとともに他の者をも悟りに導き、我々衆生を救う存在として古くから人々の信仰を集めてきました。その中には、慈悲をもっぱらとする観音菩薩、智慧の象徴である文殊菩薩、無仏の世界で衆生救済する地蔵菩薩、56億7000万年後に成仏するとされる弥勒菩薩などが知られます。四天王寺境内のお堂にも多くの菩薩が祀られていますが、宝物館においても絵画や彫刻の多くの菩薩像を保管しています。本展ではそれらの中から選りすぐりの作品をご紹介いたします。
(B)「伽藍ノ変遷ヲ辿ル―元和ヨリ令和ヘ―」
本年は徳川幕府による再建〔元和9年(1623)〕から400年、戦後の主要伽藍復興〔昭和38年(1963)〕から60年という節目にあたります。当寺は593年の創建以来およそ1400年の間、度重なる災害を蒙りながらも、その度に再建され、今尚生きた寺院として守り継がれています。本展では、江戸初期の「元和」から現在の「令和」まで、境内図資料などから四天王寺伽藍の変遷を紹介いたします。
◆主な展示品
(A)
・重要文化財 菩薩半跏像(試みの観音) 1躯 白鳳時代
・重要美術品 菩薩半跏像 1躯 白鳳時代
・重要文化財 両界曼荼羅 2幅 平安時代後期
・聖徳太子・文殊菩薩相見図 1幅 室町時代
・別尊雑記 巻第十八 1巻 元亨元年(1321)
・十一面神呪心経 1巻 奈良時代
(B)
・重要文化財 聖徳太子絵伝(狩野山楽筆) 16面のうち3面 元和9年(1623)
・聖徳太子絵伝断簡〔四天王寺建立〕 1幅 鎌倉時代
・元和再興四天王寺図 1幅 江戸時代前期
◆会 場 四天王寺宝物館
◆開館時間 9月:8:30~16:30/10・11月:8:30~16:00
(但し、9月20~26日、10月21日は8:00~17:00)
入館は閉館の20分前まで
◆入 館 料 一般 500円/大学・高校生 300円/中学生以下 無料
団体割引(30名以上) 一般 300円/大学・高校生 200円