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更新日 11月29日(日)

五重塔の頂上まで
また登ったレビュー!

前回のブログでも書きました様に、

現在、五重塔は聖徳太子1400年御聖忌に向けた耐震補強工事を
行っており、その縁あって頂上まで登れる足場ができたという事で、

この度、四天王寺や四天王寺福祉事業団から数名の方々と一緒に
大林組さんに職員研修会を開いていただきました。


登る前に、施工業者の大林組の担当者さんから写真で説明を受けます。


登るのはオ・ア・ズ・ケ…とばかりに瓦の説明をして頂きました。

鬼瓦は北東、南東、南西、北西の4面に置かれているのですが、
知る人ぞ知る話!五重塔の1階層目の北西の角には、なんと

「大黒さん」が彫られた瓦が置かれているのです。知ってました~?


こんなに間近で見れるのは、今だけです!感動(^^)

いざ、五重塔を登ります我々!
こちらは風鐸(ふうたく)です。

塔やお堂の屋根の四隅や、相輪の各箇所にぶら下がっている
風鈴みたいなものを風鐸(ふうたく)と呼び、風が吹くとコーン!
カーン!と…、何とも風情のある音がします。


古くから風鐸の音が聞こえる範囲は「魔を寄せ付けない・魔を祓う」
といった効力があると信じられてきたそうです。

 

今後の活動予定としては、「瓦寄進」「風鐸寄進」の募集を行います。

今回の中心伽藍の改修工事には莫大な費用がかかりますので、
皆さまのご寄進なくては聖徳太子1400年御聖忌を笑顔で迎えられない
という現状を、どうか知っておいてくださいませ。


五重塔に使用されている瓦の数は全ての種類を合わせると
合計で約2万9000枚くらいになるそうです。
今回の瓦寄進は、その内の本当に傷んでいる200枚分のみの募集となります。

 

また、こちらも超BIGニュース!!

五重塔の頂上にある相隣(そうりん)も修復のために地上に下ろします!!


五重塔の頂上についている輪っかの棒の部分が相輪というもので、
輪が九つ付いているので九輪塔(くりんとう)とも呼ばれています。

この相輪、実際に近づいたら…

こんな感じで、実はメチャクチャ大きいのです。
遠近感がマヒしていた事が分かります。

相輪だけで全長12.3メートルです。五重塔全体の1/3もあるんですね。

 

せっかくなので、お披露目の意味も込めて、しばらくの間は
この相輪、中心伽藍内に展示できることになりました。

展示期間は限られているのですが、西重門から入ってスグの所に
ドド~ン!!と相輪がそびえ立つ感じになると思いますので、
是非是非、この機会に記念写真を撮られることをお勧めします!!!


見上げたらこんな感じです。意外とデカ~い!!

乞うご期待(^○^)

※一般の方は五重塔の屋根に登ることはできません。<(_ _)>

このブログの記事と写真で気分を味わって頂ければ嬉しいです。

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