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更新日 09月13日(日)

桂ひろばさん
四天王寺との縁を語る

先日のブログで、桂ひろばさんとの出会いのお話をアップしましたが、
実は、このお話は寺誌掲載は3回に分けた連載でしたので、
今回はその2回目と3回目も一緒にアップしておきます。

 

四天王寺 No.765 H27 1・2月号より

②「ずっと昔から、大阪の庶民に親しまれてきたお寺さん」

ひょんなことから四天王寺との「縁(えにし)」を結ばれた、桂ひろばさん。
桂ざこば師匠に入門されて今年で14年目。四天王寺「落語の夕べ」を
企画していただいています。

●縁日の賑わいは今も昔も同じようで

平成25年の第1回らくごの夕べでは、四天王寺さんにゆかりのある噺をやらせて
もらいました。桂左ん吉、桂雀五郎と私の3人で、噺のほうは「天王寺詣り」
「一文笛」「鷺とり」をやりました。天王寺詣りは、四天王寺さんは現在も
縁日にはぎょうさん露店が出て、大変に賑やかですが、この噺には瀬戸物屋や
煎餅屋、生節売りなど今もおなじみの店のほかに、覗きカラクリのように、
もう無うなったお商売なども出てきます。古きよき時代の縁日風景が繰り広げ
られて、これだけでも立派な民俗資料になるような噺です。

 


▲四天王寺縁日の様子

●おなじみの五重塔を舞台にした噺

また、私がやりました鷺とりは、これも皆さんようご存じやと思いますが、
たくさんの鷺に空高く吊り上げられた男が五重塔の上に取り残されるという
噺です。屋根の上から下界を見下ろした男が、「大きなお寺やなあ、あ、石の
鳥居がある。四天王寺さんや。けど、亀の池も本堂もあるのに、なんで五重
塔が無いんやろ」と、そこで初めて自分があの高い五重塔のてっぺんにいる
ことに気付くんですな。

こんなふうに、どの噺にも四天王寺さんの境内の様子やおおぜいの人で賑
わう風景が描かれています。ほんまに、昔からずっと大阪の庶民に親し
まれてきたお寺さんやったんやなあと思います。

 

四天王寺 No.765 H27 3・4月号より
③「これからも、皆さんに楽しんでいただけるような噺を」

●由緒ある五智光院で落語の夕べ

昨年の第2回落語の夕べは7月に2回、9月に1回、と3日間やらせていた
だきました。会場は、重要文化財に指定されているという五智光院で、
由緒ある立派なお堂ですから雰囲気は言うことなし、一生懸命につとめ
させていただきました。最終日には、120人ものお客様にお越しいただ
きまして、喜んでいただけたようです。


▲五智光院

大阪には今、落語家が270人おりますが、その中で、四天王寺さんで噺を
させていただけるやなんて、ほんまにめったにないことですからね、
こんな機会を与えていただいたのは仏様のご縁と言うんでしょうか、
ありがたいことです。

●今年もよろしゅうお願い致します

落語の夕べの出演メンバーは、私から仲間や若い前座に声をかけ、先輩方にも
お願いをするなどして決めております。皆、四天王寺さんでやると言うと喜んで
出てくれます。私自身は、今年はどんな噺をさせてもらおうかと早うから準備す
るんですが、トリをつとめるには、トリにふさわしい噺をせなあきませんから大
変です。これからも勉強を続けて、大きな噺に取り組んでいきたいと思うてます。
 落語のネタは700もあるんですよ。そやから、やらせていただけるもんなら、
ネタの尽きるまでと思いますが、まずは、今年も落語の夕べ、頑張りますので、
皆様よろしゅうお願いを致します。

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