更新日 12月05日(木)
成道会(じょうどうえ)の話
「成道(じょうどう)」とは、「悟りを開く」という意味があります。
お釈迦様が仏教の心理を悟られたのが12月8日だったので、
日本の寺院では毎年この日に「成道会」という法要を厳修しています。
ここで、お釈迦様について、少しご説明いたします。
むかしむかし、今から約2500年ほど前のことです。
インド 釈迦国の皇子としてお生まれになったお釈迦様は、
なに不自由のない生活を送っておられましたが、
人間が苦しむ四大原則(生・老・病・死)の苦しみから
脱出する道を求めて、すべてを捨て、馬に乗って城を抜け出されました。
それからバラモン教に入団し、苦行に明け暮れる生活をはじめられます。
お釈迦様の苦行とは…
◎一日に一粒の木の実を食べるだけの断食とか、
◎呼吸を止める瞑想とか、
◎動物の真似をして生活をしたりとか、
◎有名なのは糞尿を食べるとか… Σ( ゚ω゚) えっ!!?
そういった苦行を6年間も続けた末に、バラモン教を脱退されました。
疲れ果てた身体を川で洗い清め、菩提樹の下に座って瞑想にふけり、
お釈迦様が35歳の12月8日、日の出前、明けの明星を眺められ、
宇宙の真理ともいうべき「悟り」を得られたといいます。v(^○^)v
ちなみに仏陀(ブッダ)とは古代インド語で「悟りを得た者」という意味です。
この悟りの境地に入られたことを記念する法要が「成道会」であります。
この機会に、ぜひご参詣ください。m(_ _)m