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更新日 07月03日(木)

四天王寺歴史名所探訪!!「鎧かけ松」編

彩り鮮やかな日本の歴史上の英雄といえば、
聖徳太子、楠木正成、織田信長、豊臣秀吉・・・。

錚々たる面々が頭に思い浮かびます。

日本最古の歴史を持つお寺であります四天王寺
ですが、そんな四天王寺だからこそ、
歴史的英雄と因縁ある名所があります!
その名所とは極楽門と西重門の間にある
鎧かけ松」です!

そして、「鎧かけ松」に縁のある英雄とは、
上の人たちと並び称される源義経であります!


源義経(1159~1189年)は、源平合戦の
最前線に立ち源氏勝利に多大な功績を残した人物。
木曾義仲との対立、鵯越の坂落し、壇ノ浦の戦いなど、
これら天才的才能のきらめきが義経の大きな
魅力となっています。

また義経は平氏との戦いが終わった後、
兄頼朝から追放処分を受け、急坂を
転げ落ちるように逃避を繰り返し、奥州へ
逃れて行きます。最期は庇護者であった
藤原氏に迫られ自害し果ててしまうのです。

この義経の悲劇的後半生も、人々の注目を
ひき付ける要因でありましょう。

さて、今回紹介する「鎧かけ松」とは、
非常な苦難が予想されるであろう逃避行の前夜、
義経はここ、四天王寺にて一宿しており、
その際にちょうどいい高さの松をみつけて
自分の鎧を掛け、ひと時の休息をした、
という伝説をもつ「松」なのです!


古記録によれば義経が頼朝に追われ、畿内に
潜伏する直前に四天王寺に一宿したことが
明記されております。これはこの伝説を
裏付ける記録なのかもしれません。

今の「鎧かけ松」の松は現代になって寄贈
されたものですが、ぜひこの場所に立ち寄り、
栄光と苦難が交錯した英雄的武将の生涯に
思いをはせ、歴史の息吹を感じ取ってください!

 

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