庚申堂

外観

日本最初の庚申尊出現の地。本尊は青面金剛童子(秘仏)。

大宝元年(701)正月七日庚申の日、豪範僧都が疫病に苦しむ多くの人々を救わんと一心に天に祈ったところ、帝釈天のお使いとして童子が出現し、除災無病の霊験を示され、以来千三百年、庚申の日及びその前日(宵庚申)に本尊に祈れば、必ず一願が叶うと尊崇されている。初庚申は最も盛大で、前日に大般若転読会、当日に柴灯大護摩供が行われる。

庚申の縁日には境内に「北向きこんにゃく」等の店が出て賑わう。
「病に勝る」「魔も去る」という三猿堂の加持を受ければ、痛い所もたちまちに治るという。