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更新日 12月05日(土)

五重塔の相輪(九輪)の
さらに上まで登りました!

五重塔の工事もどんどん進んでおりまして、
今回は五重塔の頂上の相輪にも足場が組まれましたので、
前回よりさらに上の、塔のテッペンの先っちょまで登ります。


工事のシートの中では、すでに塔の塗装が取れて
コンクリートがむき出しになっている場所もあります。

さて、


五階層目の屋根の位置まで来ました。前回と興奮度は同じ、絶景です!


おろした瓦も、しっかりとナンバリングして保管されています!

 

ここで告知!


12月10日から瓦寄進(永代供養)の募集を開始します。
五重塔だけで2万9000枚の瓦が使用されていますが、
今回は損傷の激しい瓦のみの取替えとなりますので、
限定200枚の募集となります。

TVのニュースと新聞に載ってから、問い合わせが多いので
とりいそぎ基本的な詳細を記載しておきます。

「中心伽藍耐震改修工事(五重塔)瓦寄進」
●募集期間:平成27年12月10日(木)開始~2月中旬くらいまで予定
●募集枚数:約200枚 ※最大数に達し次第終了します。各お堂で受付
●奉納金:1枚30万円(永代供養/永代祈願)
 ●寄進内容:五重塔の屋根瓦に霊名か祈願事を認め、永代供養として安置。
●奉納場所:五重塔の五階層目の屋根の一番上の場所を予定。イラスト参照

今回の瓦寄進でいただいた瓦は、黄色いエリアに敷き詰めます。

 


前回は、この五階層目の屋根の上の中央までいきましたが、
おや!? よく見ると相輪にもシートがかけられていますね。

ちなみに、相輪のそれぞれパーツには名称があり、

9つの輪っかの所が「九輪(くりん)」、その上に「水煙(すいえん)」
「竜舎(りゅうしゃ)」「宝珠(ほうじゅ)」という物が付いています。


また、12月10日~11日にかけて、この相輪を地上に下ろします。

これまで炎上や災害や爆撃のたびに、勝手に地上に落っこちて
きていた相輪ですが、今回は(たぶん本邦初の!)意図的に、
人間の手による地上へ下ろす作業です。
皆さま、これって本当に歴史的にも凄いことなんです~♪

 


今回は足場が組まれているので、本当のテッペン目指して登ります。


見上げてみるとこんな感じ。ここから上に約13メートルあります。


もう予想はしていましたが、登ってる途中も九輪のデカさに感動です!


相輪のテッペン(宝珠)が見えました。あと一息!
っというよりも、風が強いし、高いし、怖いし…(+_+)

 


じゃ~ん!四天王寺の五重塔の一番上は、こうなっておりました。

水煙(下のギザギザ)→竜舎(大きい珠)→宝珠(上の球)まで注目!
少しだけ傾いてませんか?(ちょっと右に傾いてますよね)

こういう所を、今回の改修工事で直すのだそうです。

 


眺めもサイコ―でした。北側の講堂、石舞台、六時堂


ちょっ…!大林組の担当さん…、見てるこっちが怖いです!


水煙の部分には天人天女がギッシリと彫られております。
望遠レンズだったら下からも見えるのかな…。


さらに、相輪の九輪ってよく見たら、デザインが八葉蓮華!
戦後すぐの復興であろうと、手抜き一切無しのこだわり様…。

 

凄すぎる四天王寺の五重塔のレポート、でした。

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